恣意の心臓

標準語を喋る関西人です。独り言。

謝辞

もうすぐ3月が終わりますね。 送られる側だった私も気付けば誰かのことを送る年齢になりました。 この時期になるといろんな人の言葉を思い出します。 数年前 地元を出て働くことを決意した私。 寂しがる親や友達や良くしてもらっバイト先の人達。 それはそれ…

左手の薬指の行方

さんざん周りの大人たちに言われてきた。 「離婚は結婚より面倒くさいからよく考えてから結婚した方がいいよ」と。 それなのに彼らはなぜ結婚したかと聞くと大体が「ノリだよ」とかふざけたことを抜かす。 離婚の方が面倒な理由を聞いたら 「うーん手続きは…

美味しい言葉

金曜の夜、バイトが終わって帰宅。 もう日付は回ってSaturday night 王子様(仮)が私んとこまでバイクで迎えに来てくれてお花見へ。 家から10分くらいの遊具も何もない公園。 4月に入ったと言えど流石に寒かった。 桜は満開だが、あまりにも質素な公園だっ…

苺を買った。 私は1人で1パック苺を食べるのは初めてだった。 大概は家族で分けて食べ、少ないなあと思いながらちびちび食べた。 好きな人の誕生日だからケーキ作るかと思い奮発して買った残りを食べた。 苺はヘタの方から食べると美味しい と、いう話をテレ…

愛は

慣れた手つきで文字入力をする。 「お父ちゃん久しぶり!元気に」 打つ手を止めた。文字を全て消した。 ショートメッセージのアプリを閉じ電車を降りた。 2月ももうすぐ終わる。 春が本当にやって来るのか不安になるくらい指が悴む。 再び、ショートメッセー…

ブルーとピンクと黄緑

結局、どの街にいたって私はiPhoneと にらめっこし続ける。 私の人生、ちっさい端末の中にあるのかな。 でもなかったら恋人と連絡取れなくて 寂しいし、分からない事だって調べられない。 今までなくても生きていけたのに。 綺麗な場所を見たり、遠くに旅行…

手紙の下書き

拝啓 お誕生日おめでとう。 直接言えないのは残念ですが、子から母に手紙を書くのはこんな時にしか書けないと思って筆を走らせています。 お誕生日おめでとう。 ありがとう。もう23歳になりました。 2週間近く家に篭っておりました。 まだまだ部屋の中ではボ…

優しさの行方

優しい人は優しいまま誰よりも早く去っていく この言葉は何の動画か忘れたけど YouTubeのコメント欄で見かけた。 名言は意外なところに転がっていることがある。 神様だって意外なところにいるみたいにね。 私は優しい。 自分で言わないけど。(前文で自分で…

たまにはいいでしょ

私には二つ歳下の恋人がいる。 センスが良くていつも私が選ばないような服を纏っている。 見た目と反しお値段は可愛くない。 買っては売り、売っては買いでやりくりをしている。 私は割と「そんな布切れにお金はかけられないわ」という思考だったのだが、 セ…

風邪をひいた日

私は絵描きではない、物書きでもない。 だけどたまには古着や安く手に入れた洋服ではなくてキメすぎている高い服が欲しい。 カッコイイワンピースが欲しい。 できれば明日喫茶店でパフェと紅茶をしばきながら古本を読みたい。 つーか早よ風邪治れ。 体温計ひ…

幸福を待ちわびて

実家に帰った 母、姉、私で1回700円の温泉に行った いつの間にか裸の仲 流石女は強い 学生時代だったらこんな話してないだろうなって話も今ならできる なんなら遠くに居てもまずは姉か母に電話をかける 大人になったのか子供に戻ったのか、 時々分からなくな…

衝動買いの正しさ

「果物だったら桃が1番好きです!」 衝動買いで四つ切りのスイカを買い、 帰り道に歩きながら食べた君は信頼に値する。 商店街、火曜日、今日は仕事が休み。 たまたま桃が路上で売られてた。 一つ売り、二つ売り、四つ、箱 私は桃は好んで食べない。 なぜな…

ぼくたち勇者!

手に入れる時と手放す時、どっちの方が勇気がいる? これは個々によって答えはまちまち 多分これが正解!というものは絶対にない 今まで無かったものが有るようになる 今有ったものが無くなる 前者の方が聞こえはいいが、慣れるまで受け入れるのが難しく思え…

記憶と怠惰

父方の祖母の背中に揺られながら畑と少し古びた一軒家が並ぶ、車なんてほとんど通らない道で少し高くなった場所から景色を眺めていた。 近所の人と時折すれ違い、そのたびに祖母は文字通り立ち話をしていた。私はこっそり聞き耳を立てていた。 まず第一声に…

旅路と帰路

綴る思い 誰にも分かってもらえなくてもいい いやはや分かってもらわなくて結構 汗が滴り落ちる もうそんなんどうでもいいや 帰ったらシャワーを浴びて 冷たい麦茶で乾杯すればいい キャリーケースを引きずって 私は何処へでも行く 帰る場所がある だからこ…

裸の王様

裸になりたい。 今私はとっても裸になりたい。 裸になって家の近くを走り回りたい。 夏も近づいて暑いから? いいえ違います。 体が解放されることで 心も解放されるんじゃないかって思ったんです。 先日どうしようもないくらい好きな人に 距離を置こうって…

名前をつけて

あるところに男の子が生まれた。 名前はまだない。 名前のない男の子は学生になった。 「はい、そこの君、この問題答えなさい」 男の子の名前は今日から「君」になった。 君は社会人になった。 「お前こんなこともできねえのか!」 君の名前は今日から「お前…

そうかな?(愛想笑い)

「いいなあ、みんなに好かれて」 「◯◯さんに気に入られてんね~」 度々言われる。 それを聞いてあたしは うん、じゃああなたもそうなる努力すれば? ということしか思わない。 あたしが人から好かれるのは ある日突然誰かから 「はい、今日からあなたはみん…

幸せ耐性と不幸の心地良さ

結局のところ幸せってなんなの? そんな気持ちで最近は生きている。 あたしってどうやら幸せ耐性がないみたい。 幸せ耐性?なにそれ?って思うよね。 あたしの考える幸せ耐性ってのは 不幸が続くことよりも幸せが続くことの方が よっぽど恐ろしいってこと。 …

例えば人、或いは香水

自分の大切なものを取られた 取られたということは元々自分のものだと勘違いしていた図々しさと身勝手な独占欲がずいぶんと働いていたという事だ 本当は初めからなんにも無かった 無かったのに欲しがって、自分の物だと思い込み そして手放したと嘆くのだ そ…

HAKUTAKA

車窓から見えるどうしようもないくらい青い空といかつい雲たち すごいスピードで追い越してく 先のことを考えてみるけど 今日を生きるのに精一杯のわたしには ちょっと難しいから眠りにつくよ 甘くもないしやわらくない それでもわたしは雲を食べたいと思う…

バッチコイ夏

あっちー あつはなついぜ? 馬鹿言うんじゃないよ 夏は激アツ!はい以上。 今日は久しぶりに布団カバー・シーツ諸々 洗って干した 干した1時間後くらいに 雨降ってるから中入れな!って ばーちゃんに言われて取り込んだと思ったら すぐ晴れた それでもでっか…

じゃあね、と言い聞かせて

唐突に死にたいと思ってしまった あまりにも漠然としている気持ちなので いつもだったら、見たら絶対泣いてしまう動画やら音楽やらを心に染み込ませても全く涙が出なかった 泣きたいのに泣けない 死にたいのに怖い もっと素直にもっと自由にもっと愛されたい…

わたしの好きなものたち

おはよう 現在午前10時43分 こんな時間に記すなんて珍しい わたしは大体深夜にこのわたししか見てない自己満ブログを更新するのだが、たまには午前中に書き出すのも悪くないと思い、書き出している 寝起きで頭がぼーっとする 本当に思考が働かない ここ最近…

母は強し

今日ふとバイト中に思った 「怖い」と 何に対しての恐怖かははっきり分かる それは自分にいもしない子どもの事だ もしもわたしに子どもを産む環境が 整ったとしたら 果たしてわたしは新しい命を この世に解き放つ決心はつくのだろうか この子は必ずしも幸せ…

ラヴなレター

先週の金曜、手紙が届いた 手紙には素敵なプレゼントまで添えられていた 舞い上がるとはこれか、 と言わんばかりに 丁寧に丁寧に、そして急いで封を切った 痛いほどの愛と溢れんばかりの背徳感 がそこには詰め込まれていた 文章を噛みしめるように 何度も何…

こんばんは、さようなら

ああ、また来たのね。こんばんは。 日付が変わった頃に 決まってあいつはやって来る 「やあ今日も寂しそうだね」 そんな言葉を私にかけてくる 気付いたら私の心に居座って、 朝になったら居なくなっている そう、わたしは毎日寂しくて仕方がないのだ そうい…

最近のこと

あまりにも海が綺麗だから わたしは思わず飛び込んだ どこまでも青くて気が遠くなる 海底まであっという間さ だけど海底は暗くてほとんど何も見えない 自分の手に入らないと分かっているものは 美しく見えるけど 手に入った途端に影があることに気付く わた…

呆気ない

わたしが愛した人が愛している人が死んだ きっと彼女はたくさんの血を流したんだろう その分あの人は声を上げて泣いていた あたしが愛した人たちはみんな、 あたし以外の誰かのことを思いしゃくりあげる あたしはなんて声をかければいいのか。 ボキャブラリ…

女の子

コンビニで普段買わないイチゴミルクを買った イチゴミルクで顔を洗えばもしかしたら わたしは可愛いくなれるかもしれない (イチゴミルクって可愛いの代表やん?) だがしかし、でもしかし そんなことしたって 茶髪ロングの巻き髪ガールフリルリボンピンクを…