恣意の心臓

標準語を喋る関西人です。独り言。

幸福を待ちわびて

実家に帰った

母、姉、私で1回700円の温泉に行った

 

いつの間にか裸の仲

流石女は強い

 

学生時代だったらこんな話してないだろうなって話も今ならできる

なんなら遠くに居てもまずは姉か母に電話をかける

大人になったのか子供に戻ったのか、

時々分からなくなる時がある

 

普段は水かお茶しか飲まない私

いちごミルクを買って飲んだ

 

いちごミルクの瓶を持つ私のくすんだブルーの爪と夏らしいパキッとしたオレンジを爪に乗せた姉

それぞれの性格がなんだか爪に滲み出てるみたいだった

 

久しぶりに飲んだいちごミルクは信じられないくらい美味しかった

帰りは母の車で家までブーンと

安全運転で!と言わずもがな、な運転っぷり

 

幸せとは。不幸とは。

そんなことばかり考えている私がこの時ばかりは心から幸せだなって思った

一足早い秋が近づいて来たような風に頬を撫でられながら火照った体は心地よく冷めてゆく

 

神様って意外な所にいるみたいに

幸せも案外簡単に落ちているんだね

 

肌寒いから今日は長袖で

お休みなさい