旅路と帰路
綴る思い
誰にも分かってもらえなくてもいい
いやはや分かってもらわなくて結構
汗が滴り落ちる
もうそんなんどうでもいいや
帰ったらシャワーを浴びて
冷たい麦茶で乾杯すればいい
キャリーケースを引きずって
私は何処へでも行く
帰る場所がある
だからこそ何処へでも行ける
私の旅路はいずこへ
湿った大阪の空
街にも季節にも匂いがある
肩を叩く風の音
振り返ったら戻れなくなりそう
戻れなくなったら
そこで息をすればいい
はっぴいえんどを聴きながら
私は何処にでも行く
何処にも行けるのに行かないのは
きっとこの季節のせい
それでもいいや
なんでもいいや
どうでもいいやは禁句の約束
今日も私は歩く歩く
目的地はなくとも